1月15日
PANASONIC製品のネット接続関係で、同じネット接続環境にある他のOPPO社やIOデータ機器の製品や複数のPCにはないトラブルが頻発しています。特にシステムメンテナンスやファームウエアー更新の後に起こっていることが気にかかります。
一つ目は幸いにも自力で解決できましたがDMR-UBZ1のモバイルからの宅内視聴トラブルです。これらの経過は次の研究室日誌に記してあります。
問題は電話相談窓口の対応です。最初のDiga相談窓口の担当者はネットに繋がっているかどうかのことしか言わず、調査を依頼しましたが、問題が上がってきていないから調べようがないというつれない返事でした。いったん電話を切って、再度電話した別の担当者はネットに繋がっていることは理解してくれて、いろいろ復旧への示唆を与えてくれました。
2番目はSC-C70のトラブルです。相談窓口とのやりとりをオーディオ資料室に収載しています。
問題は、「指摘のような現象がおこることは考えにくい」というような回答内容です。すなわち、憶測での回答であり、実際にテストしてみての回答ではありません。
これらに共通して言えることは、「同種の問題が上がってきていないから調べようがない」というようなスタンスであって、隠れている事実を再現実験で掘り下げ、原因を突き止めた上で対策を施そうというスタンスがないことです。編集者は、業種は違いますが、現役時代に製造業の責任者として、市場で起こった製品の異常情報を再現実験などで徹底的に追及することにしていましたのでこういった対応は理解できません。
これらはPANASONICだけの問題ではなく、最近跋扈しているデータの改ざんや起こっている重大な事故に繋がりかねない異常を見逃す企業姿勢の事例の底辺の問題を示唆しています。すなわち、顕在化した情報や事故が起こらないと対応しないという姿勢が問題です。アクシデントを防止するにはインシデントの徹底した追求が必要で、インシデントを報告してくれるユーザーは、無報酬でモニタリングを行ってくれている存在であると認識すべきです。
ネットワーク関係は発展途上であり、バグも付き物ですが、それらを地道に調査、解決することで完成度を高められると愚考します。また、ネットワーク関係の頑健性確保は、IoT実現の大前提です。上記の例は、趣味の領域ですからインシデントもアクシデントも生活や生命に拘わることはないのですが、生活環境全般への影響が起こりえる領域でのIoTでは頑健性確保は、必須条件となることを認識してほしいものです。