9月14日

FIDATAについてはいくつか問題点を挙げてメーカー見解を聞いておりましたが一部回答がありました。しかし満足の行く回答ではなかったので、順次愚見を開陳していきますが、まずは、面白い回答がありましたのでここにご紹介します。下記はFIDATAとIOデータ機器のルーターの相性に不明な点があってルーターの機種変更を行わざるを得なかったことに関する回答です。

【原因】

インターネットに一度接続するとその際の設定記憶が残る仕様になっており、

その後、インターネットに接続せずに、スマホと接続をしようとすると自動的にアクセルポイントとして動作し、IPアドレスが振られない為、接続が出来ない。WN-AX1167GRには手動での設定が、オートとカスタムしかない為にオートで繋ぐとアクセスポイントに繋がってしまう。

【対策】

初期化してつなげれば接続出来る。ただ、一度でもネットに接続するとその度に初期化する必要がある。手動スイッチが自動・ルーター・アクセスポイントで設定される製品を選んでいただく。

【コメント】

もともとWN-AX1167GRの選定は、販売店や当方の選択ではなく、メーカーが推奨してきたものです。AUTOモードにしておけば使用条件によって自動的にルーターモードにならず、使用前歴を引きずって初期化や手動をしなければならないということは、AUTOモードはフルオートでないということであり、ファームウエアーの欠陥ではないかと考えられます。機種変更を行って購入したバッファロの機種ではAUTOモード・ルーターモード・APモードの3点切り替えがあるので、始めからこちらを選定した方が安全ということなのでしょう。なお、別の販売店に別件で相談しに行っていたときにDELAとバッファロのルーターでうまくパッドから繋がらないという相談に見えていたお客がおられましたので、似たようなトラブルがあるものだと思いました。NASやルーターの扱いに自信がない場合は、メーカー推奨機種でも鵜呑みにせず、信頼できる販売店で実機による接続テストを実施することが安全なようです。上記回答は、当初の機種選定はメーカーサイドであり、回答内容のような注意事項もなんら開示されておらず、一言のお詫びの言葉もなくて別の機種を選定すべきであったとの回答は責任を感じているようには思えません。