8月11日
地元のホールで開催されたオルガンコンサートに行ってきました。
第371回市民のためのオルガンコンサート
~紡ぐ~
オルガンとヴィオラのために書かれた二重奏曲は少ないですが、隠れた名曲とともに、2つの楽器が織りなす音の世界をお届けします。
【出演】
中山 幾美子(パイプオルガン)
田代 直子(ヴィオラ)
【曲目】
F.ツィップ:前奏曲
F.ツィップ:アリアとパッサカリア(ヴィオラとオルガンのための) ☆
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ短調BWV543
J.S.バッハ:「主よ、人の望みの喜びよ」(カンタータ第147番より)☆
J.S.バッハ:「私、あなたの悲しむ子は」(カンタータ第199番より)☆
J.S.バッハ:「神の泉よ、豊かに注ぎたまえ」(カンタータ第5番より)☆
A.ブルックナー:前奏曲 ハ長調WAB129
A.ブルックナー:アヴェ・マリアWAB7 ☆
Y.ボウエン:ファンタジア(ヴィオラとオルガンのための) ☆
註: ☆印はオルガンとヴィオラの二重奏
ツィップは、初めて聴きましたが、現代の作曲家のわりには、親しみやすいオルガン曲です。
バッハの前奏曲とフーガはお馴染みの曲です。
バッハの3曲のカンタータは、ソリストの歌唱や通奏低音その他をオルガンが受け持ち、ヴィオラがオブリガードで絡んでいく演奏です。
ブルックナーの2曲は、初めて聴くもので、ブルックナーと言えば、交響曲のイメージが強いのですが、宗教曲も多数残しているそうです。
ボウエンのファンタジアは、ヴィオラが地味な役割を担う交響曲や弦楽四重奏と違い、ヴィオラが主役として存分に歌い、低音から高音までの音色がよく伝わってきました。
今回は、初めての曲も多く、ヴィオラがどのように演奏されるかがよくわかりました。