9月28日

地元のホールで開催されたチェンバロコンサートに行ってきました。

いにしえのひびきにのせて チェンバロコンサート

バッハ家の記憶

~J.S.バッハとC.P.E.バッハ~

大バッハことJ.S.バッハとその次男C.P.E.バッハのチェンバロ作品をお楽しみください。

【出演】

中田 聖子(チェンバロ)

【曲目】

J.S.バッハ:パルティータ 第3番 イ短調 BWV.827

J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちによせて」変ロ長調BWV.992
C.P.E バッハ:プロイセン・ソナタ 第1番 ヘ長調 Wq.48-1

C.P.E バッハ:スペインのフォリアによる12の変奏曲H263

J.S.バッハのパルティータ第3番は、舞曲集で優雅な印象です。

J.S.バッハのカプリッチョは、すぐ上の兄の旅立ちの情景を描いた6曲からなる構成で、まるで歌曲のような表情の曲です。

J.S.バッハはとかく謹厳実直な宗教曲のイメージがありますが、上記のような舞曲集や情景を描いた親しみやすい曲を作曲していることを知りました。

C.P.E バッハのプロイセン・ソナタ第1番は、古典派への橋渡しのような表情も、かいま見えます。

C.P.E バッハのフォリアによる12の変奏曲は、いくつかアナログ盤やCDのイタリア系の曲などで馴染んでいましたが、バッハ一族の作品があることは知りませんでした。バッハ一族でのフォリアは、こうなるとのことで興味深く聴いていました。

バッハ一族の家系や音楽環境など、プログラムノートと演奏の中での解説があり、バッハ一族の作品の新鮮な一面を知ることができました。