6月12日

地元のホールで開催されたオルガンコンサートに行ってきました。

第370回市民のためのオルガンコンサート

~パイプオルガンとフルートの息吹~

共に風で音を鳴らすパイプオルガンとフルートの魅力を、J. S. バッハからフランス音楽に至る種々の作品によってお届けいたします。

【出演】

松井 公子(パイプオルガン)

林 有希(フルート)

【曲目】

S.バッハ:「来たれ、聖霊、主なる神」による幻想曲BWV651

S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調BWV1033 ☆

S.バッハ:幻想曲とフーガ ト短調BWV 542

G.フォーレ:シシリエンヌop.78 ☆

A.ギルマン:無言歌op.85 ☆

J.ムーケ:パンの笛op.15より第一楽章 ☆

M.デュルフレ:「来たれ創り主なる聖霊」によるコラール変奏曲op.4

J.アラン:フルートとオルガンのための3つの楽章 AWV66 ☆

☆:パイプオルガンとフルート共演曲

☆印のある曲がパイプオルガンとフルートのデュオで、発音機構を同じくする二つの楽器の音がどう表現されるかに興味を持って聴いていました。

研究室日誌1月7日のレクチャーコンサートでも述べられていたように、パイプオルガンでもフルート族のストップヴァルブがありますが、やはりオルガンはオルガンの音色、フルートはフルートの音色で両者の特色を生かしながらの演奏でした。また、予想外にフルートの音量が大きく、オルガンに負けてはいませんでした。

バッハのオルガン曲は、いつもどおりの壮大な表情であり、フランスものは小粋な表情です。お馴染みのフォーレのシシリエンヌはこのような編曲も目先が変わって新鮮ですし、アランのフルートとオルガンのための3つの楽章は初めてきくものですが、神秘的で不思議な感覚をもたらしてくれます。