1月7日
地元のホールで開催された冨田一樹パイプオルガン・レクチャーコンサートに行ってきました。
添付の画像1の一部を拡大した画像2に示された内容のレクチャーと演奏が行われました。
プログラムの前半のみ参加しましたが、解説と演奏を織り交ぜながら進行しました。
最初にバッハの前奏曲とフーガニ短調BWV539の演奏があってから、オルガンの音の出る仕組みや構造と音色の関係などの解説が続きました。
以下は、解説の要約です。
オルガン奏者はどのような音色を出したいかをストップヴァルブの選択で決め、手順を登録しておきます。この作業をレジストレーションといいます。
音の出る仕掛けは、ストップでスライダーを動かし、風の通り道ができたところの弁を鍵盤で開け、パイプに風が通って音がでるようになっています。従ってストップを選定しないと鍵盤を押しても音は出ません。
地元のベガホールのオルガンはスイスのクーン社製で、ストップ数24、パイプ数1468本あり、各ストップは第一鍵盤、第二鍵盤、足鍵盤に割り当てられています。
パイプは24種類あり、大きくプリンチパル族、フルート族、リード族に分類され、このホールのオルガンでは、プリンチパル族の形状が1、フルート族の形状が11、リード族の形状が12あり、それぞれの族の音色に特徴があります。
前半の最後にプリンチパル族のパイプを使った2曲の演奏がありましたが、プリンチパル族の特徴である温かみのある音でした。
イエス十字架につけられ給いし時BWV621
フーガト短調BWV578「小フーガ」
後半も引き続き、フルート族、リード族のパイプの音を、それぞれ選択した曲での演奏がなされる予定でした。
プログラムには、以上の解説用に図解がなされており、音色との関係の理解に助けになりました。
富田一樹のCDを買い求めてきましたので、ディスコグラフィーのページで紹介します。
画像1
画像2