10月9日(2)

宝塚音楽回廊に引き続き、地元のホールのオルガンコンサートに行ってきました。テーマは「珠玉のグレゴリオ聖歌」と題して、グレゴリオ聖歌のオルガン曲を集めたコンサートです。グレゴリオ聖歌の起源やドレミファソラシドの音階の完成、ラテン語の歌詞からプロテスタントのコラールのドイツ語の歌詞への変遷、さらにラテン語から母国語の歌詞への変遷など、音楽史にまつわる解説をまじえながら演奏が行われました。グレゴリオ聖歌というと単調な旋律というイメージでしたが、意外にダイナミックで絢爛たる構成の音楽で、古典音楽の姿が、すでにグレゴリオ聖歌によって確立をみていたように感じました。

第330回市民のためのオルガンコンサートプログラム