9月27日

昨日は、アレキサンダー・コブリンのピアノコンサートに行ってきました。最初のハイドン、シューベルトからアンコールの4曲まで感情の思い入れに任せて弾きまくるタイプのピアニストではありませんが、研ぎすまされた感性で丁寧に弾くピアニストのように感じました。ピアノはYAMAHAが使われ、表情過多になりがちなスタンウェイと違ってコブリンの演奏スタイルとよくマッチしていました。最後のチャイコフスキーの四季は、二、三の曲は聴いたことがありますが、全曲通して聴くのは初めてです。ヴィヴァルディの四季がイタリアの輝くような四季なら、チャイコフスキーの四季はロシアの北の大地の抒情的な風景を現したものであり、ピアノだけでこのような豊かな表現ができるとは予想以上でした。

研究室日誌2015.9.27画像