5月20日

パワーリベラメンテの導入経過についてはオーディオ実験室のケーブルのページに収載を続けていますが、現時点でパワーリベラメンテの効果の方向性の総括と今後の計画についてまとめてみます。

トランスポートやDACやフォノイコなどでは、その機器固有の楽器の質感などの表現力のポテンシアルを際立たせるように効きます。クロックレシーバーのCCV-5ではもともと機器固有の色付けがありませんのでニュートラルなまま、前後のトランスポートやDACの肌理細やかさや質感が増加するように効いてきます。GPS-777とABS-7777のクロックジェネレーターでの効果は音場の3次元的な広がり感が増強されます。

今後の計画としては、パワーリベラメンテを追加し、①クロックジェネレーターへの適用をもう少し詳細にトレースすること、②CTUやルーター、NASなどのLAN系の電源をパワーリベラメンテで給電したタップからとるとどうなるか、③JBL4350Aなどのパワーアンプの電源をパワーリベラメンテで給電したタップからとるとどうなるか、④PCのACアダプターにパワーリベラメンテ経由で給電する手はないのか、などの検討を計画しています。

また、すでに拙宅のシステム以外にもM氏宅M谷氏宅D氏宅でパワーリベラメンテを試させていただいて結果を報告していますが、先日A氏宅に持参し、QUADの静電容量型スピーカーの電源供給にも使ってみましたので、その結果は追って報告いたします。そして上記の一連の結果がまとまった時点で拙宅での総合的な評価を同好の士に確認していただく予定としています。