3月16日

地元のホールで開催されたチェンバロコンサートに行ってきました。

いにしえのひびきにのせて チェンバロコンサート

チェンバロで描かれた神話の情景

【出演】

中田 聖子(チェンバロ)

【曲目】

ジャック・デュフリ:三美神

ジャン=フィリップ・ラモー:ミューズたちの対話、つむじ風、サイクロプス

ジャン=フランソワ・ダンドリュー:ミューズたちのコンセール、パッサカリア

フランソワ・クープラン:バッカスの祭り(陽気な酒神バッカス、優しいバッカス、欲望のバッカス)

ジャン=バティスト=アントワーヌ・フォルクレ:ジュピター

今回は神話を題材にして作曲された作品を集めての演奏です。作曲家とその曲とチェンバロの歴史などの解説が、お話と文書の配布でありました。こ時代の曲は題名がついていうものが多いそうです。

調律はラモーの純正律のようで、いずれも澄んだ音で優雅な表情をたたえた演奏でした。

クープランのバッカスの祭りは、チェンバロ曲ではあまり聴いたことのない、明るく陽気な曲でした。

興味深かったのは、フォルクレのジュピターでバスヴィオールの原曲からの編曲だそうで、雷を操るジュピターをテーマにしており、5オクターブの低音域をフルに使っての、これまでにあまりチェンバロでは聴いたことのない豊かな低音の表情の表現でした。