6月13日

下記のOTOTEN2022のセミナーのライブ配信の情報を入手しましたので、時間の許すものを視聴しました。

「OTOTEN2022」、一部セミナーをライブ配信。ハイレゾ音声も

https://www.phileweb.com/news/audio/202206/06/23395.html

https://www.jas-audio.or.jp/audiofair/event

日本オーディオ協会は、今週末6月11日(土)・12日(日)の2日間、東京国際フォーラムにて開催する「OTOTEN2022」において、コルグ「Live Extreme」を用いた一部セミナーのライブ配信を実施する。

同協会によるキーノートスピーチや、オーディオ評論家らのセミナーの模様をライブ配信するもの。「フルHD映像 + ハイレゾ音声(96kHz/24bit)」「フルHD映像 + ロスレス音声(48kHz/24bit)」の2種類のフォーマットが用意される。

配信システムのエンコーダーには、コルグが開発した「Live Extreme」を使用。同システムは音声のマルチチャンネル配信に対応しており、今回も「スピーカー視聴用ミックス」「ヘッドホン用3Dイマーシブミックス」の2種類を配信する。音声はブラウザ上で簡単に切り替えられる。

6月11日にライブ配信するセミナー

6月12日にライブ配信するセミナー

当日はソニー「ECM-100U」を8本使用した「ORTF-3D」方式によるマイキングと、ソニー「ECM-100NMP」にタイムアライメントを施したスポットマイク収録の組み合わせを使用。サウンドエンジニアの峰岸良行氏が「スピーカー視聴用ミックス」「ヘッドホン用3Dイマーシブミックス」の2種類の配信用ミックスを作成する。これらによって、空気録音をよりリアルに楽しめるようにするという

ライブ配信はOTOTEN 2022公式サイトにて、無料で視聴可能。視聴にあたってアプリをインストールしたり、追加の機器を用意する必要もない。ウェブブラウザ(Chrome/Safari)で視聴できる。なお、アーカイブ配信は行わないとしている。

11日の音元出版のセッションでは、旬の音福田屋のデモでアースをテーマに取り上げていました。仮想アースとの接続有無、仮想アースとの各社の接続アースの聴き比べのデモがあり、接続有無、接続アース毎の効果が認められました。最後に光城精工の仮想アースのデモもありました。

12日の音楽の友社のセッションでは、SL、花火、シンセサイザーの作品、ミュージックコンクリートの作品、ゲストのピアニストのピアノとパーカッションの演奏音源、78回転のジャズピアノの演奏音源などのデモがありました。

12日のステレオサウンド社のセッションでは、若い人向けの音源のデモがありました。

12日のKORGのセッションでは、同社の開発したLive Extremeの技術的な解説がありました。詳細まで理解が行き届きませんでしたが、音質向上の手立てとして、配信過程のエンコードにメスをいれたこと、クロックを同期の必要な画像に合わせることから、音声のクロックを優先するようなことのようです。また、マルチチャネルや副音声の活用などの解説もあり、実際のデモ音源の音質は非常に優れていました。Live Extremeの解説は、以下のサイトにもあります。

https://live-extreme.net/about.html

KORG以外のいずれのデモも空気録音の音質は上々で、Live Extremeの音質の良さが確認できました。

下記にはOTOTENのレポートの動画があります。

https://www.youtube.com/watch?v=JA9BqAepY3I