2013.6.1

ムターとオルキスのリサイタルに行ってきました。いつもながらの旺盛なサービス精神で観客の反応を見ながら自在に音を操る演奏でした。アンコール曲などではジプシーヴァイオリン風と言っては言い過ぎかもしれませんが、ウイーン風のくだけた演奏でした。しかし、ルトスワフスキーのパルティータではテクニックの冴えを見せながら思い入れのある演奏でした。ムターの要望らしく空調の温度を下げ、湿度をコントロールしていたせいか、以前とは違ってヴァイオリンの響きが良く音圧も上がったようで、こういった細かいところまで考えてやっているのかということを知りました。オーディオでも温度、湿度管理の最適化が必要ではないでしょうか。

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