1月16日
地元のホールのチェンバロコンサートに行ってきました。
~チェンバロをたどる旅~
出演者による解説や映像を交えながら、チェンバロという楽器とその音楽についてご紹介します。
【出演】
中田 聖子(チェンバロ)
【演奏曲目】
A.B.デッラ・チャーイア:トッカータ(ソナタ第5番より)
J.F.ダンドリュー:組曲1番(クラブサン曲集第2集)
G.フレスコバルディ:トッカータ第6番
G.フレスコバルディ:チェント・パルティータ
J.P.スェーリング:アルマンド・グラティエ“宮廷風”
F. クープラン:組曲in C
F. クープラン:第13オルドル(クラブサン曲集第3巻より【1722】)
J. S. バッハ:パルティータ第4番 ニ長調 BWV.828
今回は、いつもの解説だけでなくスクリーンに画像や曲名の詳細を写しながらの解説と演奏というスタイルで進行しました。
最初に、チェンバロの構造について詳しい説明があり、上鍵盤と下鍵盤、3本の弦やリュート・ストップなどの働きを、生音を交えながら解説されました。また、イタリアから始まって時代を追いながら各地のチェンバロの写真を写しつつ、実際に各地の作曲家の曲を演奏していくということで演奏が進行しましたのでチェンバロの構造と音の関係は参考になりました。20年近く前にスイスのバーゼルの音楽博物館(下掲写真)を訪れ、チェンバロその他の古楽器のバラエティの広さに驚いたことがありますが、こうやって構造の詳細と音の使い分けや曲との関係を解説してもらえたのは得難い経験でした。