12月14日
2013年にスタートした本HPも7周年を迎えることになりました。
今年のトピックスは何と言っても、音楽活動やオーディオ活動も新型コロナ感染の影響を受けたことです。
コンサートが、ほぼ中止になり、配信頼りになりました。中でも3月から6月にかけて行われた、ウイーン国立歌劇場の無料配信とBPODCHは、演奏も音質もハイレベルで、その穴埋めをしてくれました。これ以外にも、各地のホールの無観客のライブ配信を探して楽しませてもらいました。これらの中では、東京大手町のビルのロビーで行われるTWILIGHT CONCERTが、環境が整っていない割にはライブ感がよく収録されています。
また、各種のオーディオイベントが中止になり、オンラインに切り替わり、オーディオ団体やメーカーの配信頼りになりました。中でも、オーディオルネッサンスは意欲的な試みで、参加メーカー、ディーラーも工夫を凝らしていました。新しい動向としては、光LANやDiretta の伝送方式の動向に注目していきたいと思います。音質的にはフェーズメーションのフォノイコライザーEA-2000が図抜けていたように感じました。
オーディオ関係では、今年の前半から後半にかけて、インフラノイズのアナログアキュライザーとバランスアナログアキュライザーの導入が音質向上に大いに寄与しました。
今年の後半はZANDENのフォノイコライザーModel120の導入が大きなトピックスです。Model120の導入に伴い、イコライザーカーブや位相あるいは第4時定数の問題の検討を始めましたが、RIAAカーブで正相のままで良いという盤が少ないことに衝撃を受けています。さらに昔のアナログマスターからのCDやDSDあるいはMQA-CDのようなハイレゾ音源にも位相反転した方が良いというものがあることが分ってきました。これまでのオーディオ活動を根本的に見直す必要があるということが現れてきた次第です。
この他アナログ再生関係では、LINN LP-12の小改造やGarrad401の整備も行ってきました。以上に合わせて、JBL4350Aやその他のサブシステムや別室、別宅のシステムも全面的に整備し直しました。
来年度の目標は、なんと言っても音楽活動やオーディオ活動を新型コロナ感染下でどう凌いでいくかということです。
また、ZANDENのフォノイコライザーModel120の導入に伴うイコライザーカーブや位相あるいは第4時定数の問題の検討も継続していきます。
さらに位相の問題を追及する過程において、カートリッジのアジマスとL/Rチャンネルの位相のずれが関係しているという文献に遭遇したことから、この問題の調査と対応が必要となってきました。
読者各位におかれましても、新型コロナの感染防止に関して重々注意され、新しい年を迎えられることを祈念しております。