2月24日
フェニックスホールで開催された、フランス国立オーケストラ首席ソロ奏者達で構成されたトリオエリップスのコンサートに行ってきました。
出演:
フィリップ・バルベラリア(ピアノ)
シリル・バルトン(ヴァイオリン)
グレゴリオ・ロビノ(チェロ)
曲目:
▼ベートーヴェン:ピアノ三重奏 変ホ長調 第1番 op.1
▼ドビュッシー:ピアノ三重奏 ト長調
▼シューベルト:ピアノ三重奏 第1番 変ロ長調 op.99 D898
フランスのアンサンブルはあまり聴く機会がありませんが、丁寧、かつメロディアスな演奏でベートーヴェン、ドビュッシー、シューベルトをそれぞれよく表現していてくれました。いつもこのホールの演奏で思うことですが、ステージの床の作りの問題なのか、ピアノの左手の低音がぼやけてしまい、また、ステージのバックがガラスなので、フォルテッシモになると中域が張り出し過ぎます。アンコールの時は演出の都合なのか、ステージの裏のカーテンを上げるので、余計に音のバランスが崩れます。また、1階の客席がフラットで、ステージと同じ高さですので、後ろの方では演奏が見えないことも問題で、せっかくの熱演を十分に享受できないことが残念です。