10月9日

堤剛と仲道郁代のデュオ・リサイタルに行ってきました。演奏曲目は次のとおりです。

ベートーヴェン:チェロソナタ第4番
ショスタコーヴィチ:チェロソナタ
シューマン:アダージョとアレグロ
ベートーヴェン:チェロソナタ第3番

堤剛は、豪快に弾き切る印象が強かったのですが、円熟味が増して、じっくり聴かせる奏法になってきたように感じられます。仲道郁代の方はいつもながらの優しいピアノで、それらの組み合わせが今回の聴きどころでした。6月に、ピアノがフランソワ=フレデリック・ギィ、チェロがグザヴィエ・フィリップで、プログラムがオールベートーヴェンプログラムの演奏会で聴いた、曲は違いますが、ベートーヴェンのチェロソナタとは、随分趣の違う演奏でした。