5月4日
昨日の研究室日誌で報告した、河口無線でのMy Sonicのカートリッジの試聴の後、同席された参加者の一人のI氏の帰途に拙宅に寄ってもらいました。1階居間のリスニングルームのTannoy Ardenは、もともとI氏が愛用されていたものです。最初にArdenでCDを聴いてもらいましたが、オーディオ的なチューニングを、ほとんど施さず、真空管のプリアンプとパワーアンプでシンプルに鳴らしています。I氏のご感想はTannoyらしさが出ていて、これはこのままでいいのではないかということでした。次にメインシステムで、同じ曲をアナログ盤、BPODCH、CDのセットで聴いていただきましたが、それぞれのメディアで音の個性はあるものの、BPODCHなどはホールの臨場感もよく出ているということでした。さらに、I氏がカートリッジの試聴用に持参されていたアナログ盤をかけてみましたが、フランスオペラのアリアなどは、使用したのが、先ほど聴いてきたMy Sonicの高級カートリッジに比べて1/3ほどの価格のZYXのカートリッジですが、My Sonicのトランスに助けられていることもあって、声の表現力などは決して劣ってはいないということでした。今回はついでのお立ち寄りで短時間でしたが、次回はゆっくりしていただくこととして、その前にI氏邸を訪問することになりました。