12月5日
PrimeSeatのベルリンフィルディジタルコンサートホールのDSDライブ配信を聴いてみました。配信対象は現地時間12月3日のハイティンクのマーラーの交響曲第9番です。日本時間は12月4日の午前4時から始まり、BulkPet4のモードでSWD-DA20で受け11.2MHzDSD配信と5.6MHzDSD配信をヘッドフォンで聴いてみました。同時にベルリンフィルディジタルコンサートホールのライブ配信も行われていましたので、BulkPet4のモードで384MHzにアップサンプリングしてヘッドフォンで聴いてみました。
PrimeSeatの11.2MHzDSD配信と5.6MHzDSD配信では、後者も良いのですが、ディテールの再現では11.2MHzDSD配信におよびません。意外だったのは、ベルリンフィルディジタルコンサートホールのライブ配信も音の肌理は若干粗いものの、鮮度感はDSD配信に劣らないことです。DiGi Fi No.28 P141の記事によれば、PrimeSeatの配信は、まずベルリンフィルでPrimeSeatの配信フォーマットに変換→ロンドンのIIJ Europe Limitedに転送→日本のIIJ配信プラットフォームに転送後、聴取者側に配信というプロセスを経由しており、ベルリンフィルディジタルコンサートホールのライブ配信は転送なしに配信されるので、このようなことに由来するのかもしれません。ともにアーカイブの配信を、スピーカーを通して聴いてみたいと思っています。