6月7日
「マンドリンとチェンバロ 2つの撥弦楽器Ⅱ」と題して、撥弦楽器のデュオのコンサートに行ってきました。昨年の6月15日のチェンバロコンサートでも、同じ演奏者によるデュオの演奏がありました。
出演:
中田 聖子(チェンバロ)多武 和民(マンドリン)
曲目:
J.H.ダングルベール:組曲第2番ト短調
A.フォルクローレ:マンドリン
D.スカルラッティ:ソナタK.81ホ短調
J.ラウロ:ソナタト短調
A.コレルリ:フォリア
チェンバロコンサートは、いつもはホールのロビーでの開催ですが、今回はホールのステージでの演奏で、チェンバロもマンドリンもホールの響きの中で本来の味わいが出ていたように感じました。チェンバロの低音部が豊かに聴こえましたし、単調な音しかしないというイメージのマンドリンが思いの他、音楽性豊かな表情を見せてくれました。選曲と編曲が面白く、フォルクローレのマンドリンはチェンバロがマンドリンの音を模した曲らしいのですが、本来のマンドリンとのデュオでしたし、フォリアは弦楽合奏などで聴く機会が多いのですが、マンドリンが弦のパートを受け持つ編曲で、予想外のマンドリンのダイナミズムを感じました。