“一楽徒”の音楽とオーディオの研究室

アリサ・ワイラーシュタインのチェロリサイタルに行ってきました。この演奏家はバレンボイムによって見いだされ、バレンボイムの指揮の下、BS放送のエルガーのチェロ協奏曲の演奏が印象に残っています。演奏曲目はバッハのチェロ組曲でしたが、若手のチェリストが、この曲に取り組むとき、独創性を出そうとして自由な発想で演奏することが多いのですが、彼女の場合も自由奔放な演奏スタイルでした。組曲5番では抑制の利いた地味な解釈も、ダイナミズムに溢れた解釈も混在して面白いものでした。