11月4日

神尾真由子ヴァイオリンリサイタルに行ってきました。神尾真由子の演奏はブラームスのダブルコンチェルトを聴いて以来7年ぶりです。コンビを組むピアノはミロスラフ・クルティシェフです。前半は、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ 第1番とブラームスのヴァイオリンソナタ 第3番で堅実なものでしたが、後半はアンコール曲集のようで、次のような多彩な小品ものが演奏されました。これらの曲が入ったCDを買ってきましたので、ディスコグラフィーのページで紹介します。

ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 より 「No.10,15,16,24」

チャイコフスキー:レンスキーのアリア「青春は遠く過ぎ去り」(歌劇「エフゲニー・オネーギン」より)

チャイコフスキー:メロディ(なつかしい土地の思い出、第3曲)

プロコフィエフ:行進曲(歌劇「3つのオレンジへの恋」より)

ショスタコーヴィチ:ロマンス(映画音楽「馬あぶ」より)

ハチャトゥリアン:剣の舞(バレエ「ガイーヌ」より)

ラフマニノフ:ヴォカリーズ

バッジーニ:妖精の踊り

神尾真由子はパガニーニのCDの印象が強く、鋭角的で疾走するような演奏のイメージがありますが、小刻みなヴィビラートを効かせた、ゆったりとした弱音も綺麗で、多彩な音楽表現ができる演奏家とあるとの認識を新たにしました。

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