4月28日
芦屋の山村サロンで開催されたクレデンザ・コンサート第108回SPレコードを楽しむ会に行ってきました。かけられた曲は、ブッシュ四重奏団のベートーヴェン「9番ラズモフスキー第3番」とシュナーベルの同ピアノソナタ「17番テンペスト」、「21番ワルトシュタイン」です。順番は、テンペスト、ラズモフスキー、ワルトシュタインの順でした。まず、初めて聴くクレデンザの音ですが、ピアノは自然で、弦もナローレンジながら艶を感じさせるものでた。何より驚いたのは、ブッシュ四重奏団の緊張感に満ちた迫力とシュナーベルの絶妙な間の取り方と表現力でした。初めて聴くシュナーベルは幼少時代ブラームスに可愛がられて将来を期待されたそうですし、あのグレン・グールドが尊敬していたということらしいです。クレデンザのシュナーベルは本当に聴きごたえがありました。