昨日は、ウィーンフィルのコンサートマスターのシュトイデのヴァイオリンリサイタルに行ってきました。シュトイデのリサイタルを聴くのはこれで3回目となります。シュトイデの使用楽器は1718年製のストラディヴァリウスだそうですが、音に品があり、やわらかな音が魅力です。ピアノ伴奏はウィーンで研修をつんだ三輪郁でベーゼンドルファ―の響きが、シュトイデのヴァイオリンの音色とよくマッチしていました。モーツアルト、ブラームス、バッハはウィーン流の音楽のつくりになるとこういうかたちになるのかということを納得させるものであり、クライスラーとコルンゴルドはウィーンの粋の本流を聴かせてくれました。