10月28日

昨日は、カルミニョーラとヴェニスバロックアンサンブルのコンサートに行ってきました。このグループの演奏を聴くのは2回目ですが、このアンサンブルの特徴はともかく弦の美しさにあり、リュートやチェンバロの音量とバランスして心地よく聴こえることです。ソロのカルミニョーラは、カルミニョーラ・ボウというバロック・ボウの中でも長めの弓の端の方でなく少し上の方を持つ独特の奏法で、一見乱暴とも見える華麗な弓さばきですが、強く弾いても速いパッセージでも音の美しさが崩れないのです。ヴィヴァルディの他、ガルッピ、マルチェッロなど、イタリアバロックの一つの完成された姿の演奏を楽しんできました。

研究室日誌2015.10.28画像