昨日はデジュー・ラーンキのピアノリサイタルに行ってきました。演奏の曲目はハイドンとベートーベンのソナタとショパンの24の前奏曲でした。小ホールで息遣いが聞こえるほどの距離で聴きましたが、ハイドンとベートーベンのソナタではスタンウェイも綺麗な音が出ていました。ショパンの24の前奏曲は詩情あふれる曲から激情をぶつけるような曲まで、感情移入の切り替えが大変ですが、そういったダイナミズムの表現が出ていたように思います。ラーンキはアンドラーシュ・シフ、ゾルタン・コチシュとともにハンガリーの三羽烏と称されているようですが、初めて聴いて実力は確かなものと思いました。