12月17日
一楽徒の音楽とオーディオの研究室のホームページを立ち上げてから1年が経過しました。当初は、過去10年間ほど書き溜めたレポートの掲載からスタートし、順次新規ページも追加して現在に至っております。この間、アクセス数も少しずつ増えてきております。
この1年間を振り返ってみますと、試聴会やお宅訪問、新着雑誌やWEBからの情報入手、入手した音源の印象や音楽と音に関する本の読後感想など、新しい情報入手に努めてきました。
傍ら、牛歩の歩みながらこつこつと実験を行い、知見を整理していくことをやってきました。特にディジタル領域においては、昨年からのDA-3000などのディジタルレコーダーによるDSD録音に加えて、PCによるDSD Native再生に取り組んできました。MYTEK DIGITAL 192-DSDやSWD-DA10、micro iDSDなどを導入し、MYTEK DIGITAL 192-DSDではDA-3000とのSDIF伝送を苦労して実現し、micro iDSDでは128sDSD超えのDSDフォーマットを再生できるようになったこと、さらにはCDからそういったDSDへのリアルタイム変換再生を行うことができるようにもなりました。これらの過程でクロック入力の可能なCDトランスポートのSWD-CT10を加え、上記のDAコンバーターとの組み合わせにおけるクロック入力のノウハウを学びました。
アクセサリー関係では、USBリベラメンテを追加してPCによるDSD Native再生の効果を高めることができました。一方、真空管アンプもIPCのアンプを購入し、真空管の差し替え実験やスピーカーとの相性を探る実験を行いました。
コンサートにも可能なかぎり足を運び、内外の一流演奏家による演奏にも触れることができました。生演奏を聴くことでオーディオの質を上げることに結び付けられるよう努力しています。国内の演奏家とも知り合う機会もあっていろいろ専門的なことも教えていただいています。
現在、進めていますのが、DSD関係で一応の段階に到達できたことから、アナログに回帰し、フォノイコライザーのiPhonoを使ってカートリッジの負荷インピーダンスの最適化や、盤に対応したイコライザーカーブの選択の問題などに取り組み始めました。また、今後普及すると予想されるネット経由のストリーミングサービスに対応するための音質向上にも取り組んでいます。これらの経過は今後順次収載していく予定です。
収載レポートが増えてきましたので、どのページにどのようなものがあるかはサイトマップのところにある各ページのIndexでご確認ください。
http://audiokenkyu.sakura.ne.jp/?page_id=123
また、ご意見やご質問はLetters to the Editorのページの投稿規定に記載してある管理者アドレスまでお寄せ願います。なお、オーディオ資料室やオーディオ論壇への投稿も歓迎しています。
http://audiokenkyu.sakura.ne.jp/?page_id=140
2年目も地道な活動を継続するつもりですので、ご支援のほどをよろしくお願いいたします。
一楽徒の音楽とオーディオの研究室編集者