9月13日
地元のホールで開催されたチェンバロコンサートに行ってきました。
いにしえのひびきにのせて チェンバロコンサート
ライプツィヒが繋ぐ音楽家たち
バロック時代のライプツィヒに縁があった3人の作曲家、G.P.テレマン、J.F.ファッシュ、J.S.バッハの音楽をお届けします。
【出演】
中田 聖子(チェンバロ)
安井 悠陽(ファゴット・第29回宝塚ベガ音楽コンクール木管部門第2位)
【曲目】
ヨハン・セバスチャン・バッハ:《平均律クラヴィーア曲集 第2巻》
第5番 プレリュードとフーガ ニ長調 BWV.874
ヨハン・セバスチャン・バッハ:プレリュードとフーガ イ短調 BWV.894
ヨハン・フリードリッヒ・ファッシュ:
ファゴットと通奏低音のためのソナタハ長調 FaWV.N:C1
ゲオルク・フィリップ・テレマン:《音楽の練習帳》より
ソナタ ホ短調 TWV.41:e5
バッハの《平均律クラヴィーア曲集 第2巻》とバッハのプレリュードとフーガ イ短調は、チェンバロの独奏で、ライプチッヒ時代の作と考えられるものだそうです。プレリュードとフーガ イ短調は、当時流行したカフェで演奏されたかもしれないということです。現代でもウィーンやベルリンのカフェやダンスホールやナイトクラブでの演奏があるそうで、その嚆矢ということかもしれません。ちょうど、STAGE+のライブ配信でライプチッヒのバッハ音楽祭を試聴したり、ヘルムート・ヴァルヒャの平均律クラヴィーア曲集第1巻と第2巻を通して聴いたばかりでしたので、バッハとライプチッヒの聖トーマス教会の関係などを含めて興味深く聴きました。
バッハと同時代のファッシュとテレマンの曲は、初めて聴くもので、チェンバロとファゴットのデュオという珍しい組み合わせの演奏でした。両曲とも親しみやすい曲で、ファゴットの柔らかい音色が、演奏者の印象でもありましたようにホールの音響特性とマッチして魅力的な響きを醸しだしていました。