6月10日
地元のホールで開催されたオルガンコンサートに行ってきました。
第364回市民のためのオルガンコンサート
~パイプオルガンとマリンバの調べ~
音が伸びていくオルガンと、打楽器であるマリンバの組み合わせ。
異質でありながら響きあって一つの世界を作ります。
【出演】
三浦 優子(パイプオルガン)
西尾 知子(マリンバ)
【曲目】
N.de グリニー「来たれ、聖霊よ」
ポール・クレストン「マリンバとオルガンのための瞑想曲」
J.S バッハ「前奏曲とフーガイ短調BWV543」
J.S バッハ カンタータ147番「主よ人の望みの喜びよ」
J.S バッハ「ヴァイオリン協奏曲第一番イ短調BWV1041」
グリニーとバッハのカンタータ147番はオルガンの独奏で、その他がオルガンとマリンバの共演です。
バッハの3曲はお馴染みの曲ですが、グリニーはバッハに先立つフランスのオルガン作曲家、クレストンは現代音楽の作曲家で、それぞれ初めて聴くものです。グリニーの曲はバロック音楽らしいオルガン曲、クレストンの曲は曲名のとおり瞑想的な表情の曲です。
オルガンとマリンバの共演はどうなるかと興味がありましたが、マリンバの音量が予想外に大きく、オルガンとマリンバはともに筒状の共鳴管がありますが、オルガンの方は筒の泣きが少なくクリアーで、マリンバは積極的に共鳴音が後に引く感じでした。
カンタータ147番とヴァイオリン協奏曲第一番は、マリンバがソロのパートを受け持ち、オルガンがオーケストラのパートと通奏低音を受け持つ編曲です。ヴァイオリンの持続音などはマリンバでどう表現するのかと疑問に思っていましたが、連打で演奏していました。組みあわせが珍しい共演でしたが、編曲の妙で対応ができていました。