9月11日

アリーナ・イプラギモヴァの無伴奏ヴァイオリンリサイタルに行ってきました。

演奏曲目は次のとおりです。

ピーバー:『ロザリオのソナタ』よりパッサカリア

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番

イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番「バラード」

バルトーク:無伴奏ヴァイオリンソナタ

アリーナ・イプラギモヴァは、キアロスクーロ弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者として来日したときに聴いていますが、ソリストとしての演奏は初めてです。

前半のピーバーとバッハは静、後半のイザイとバルトークは動の曲です。

ピーバーとバッハは、緩急取り混ぜ、弱音の美しさも印象的です。

イザイとバルトークは、イプラギモヴァが全身の力を込めて、アグレッシブにスリリングなボウイングを聴かせてくれます。使用機器の1775年製のアンセルモ・ベローシィオは、高域の弱音から中低域の胴鳴りや力強いピチカートまで多彩な表現を聴かせてくれました。

イザイの無伴奏ヴァイオリンソナタ集のCDを求めてきましたので、ディスコグラフィーのページで紹介いたします。

研究室日誌2022.9.11画像