12月31日

2013年にスタートした本HPも8周年を迎えることになりました。

本年も昨年に引き続き、音楽活動やオーディオ活動が新型コロナ感染の影響を受けました。

コンサートは、一部を除き、ほぼ中止になり、配信頼りになりました。本年は、東京春祭、大阪クラシック21、ディジタルサントリーホール、ロームミュージックフェスティバルなどの他、地元のホールのライブ配信も視聴しました。このようなことから、新しい配信手法が生まれ、取り分けKORGのLive Extremeは、藤田恵美のヘッドフォンコンサートにおいて高音質であることが分りました。

この他、ネットに接続したPANASONICのレコーダーでYouTubeを楽しんだり、12月に入ってからは、fidataによるSpotify Connectも実現しました。

また、各種のオーディオイベントが中止になってオンラインに切り替わり、4月と11月のオーディオルネッサンスは昨年と同様に実施され、さらに意欲的な試みとして、11月にはLive Extremeでも配信されました。大阪ハイエンドショウは、見送りになりましたが、オーディオセッション in Osakaは、予約制で開催されました。

コンサートやオーディオのイベントだけでなく、オーディオ仲間との情報交換にもZoomやGoogle Driveを活用することとなりました。

オーディオ関係では、昨年に引き続きZANDENのフォノイコライザーModel120の活用が大きなトピックスで、イコライザーカーブや位相あるいは第4時定数の検討が進捗し、ベートーヴェン全集や手持ちのベートーヴェンのアナログ盤をすべて聴き直しました。これらの総括については、年明けに報告する予定です。

この他アナログ再生関係では、LINN LP-12の改造が大きな進歩でした。電源の外出し、軸受けのカルーセルの導入、フォノケーブルの交換などです。

LINN LP-12の改造と並行して、FIDELIXのTruPhaseを導入し。位相反転機能を活用しつつ、バッハのCDを聴き直しました。これらの総括も年明けに報告する予定です。

アクセサリー関係では、昨年のバランスアナログアキュライザーに引き続き、ヴォリュームアキュライザーVRA-7とUSBダンパーが特筆すべきトピックスです。特にVRA-7は、アンプやTruPhaseのヴォリューム以外にも応用範囲を広げ、音楽の表情の豊かさを引き立たせてくれました。

一方、電子技術に詳しいオーディオ仲間に300BアンプやEMT981の修理と整備をお願いし、バランス接続化を実現し、上記のTruPhaseの位相反転の活用につなげることができました。

以上の整備の過程で手持ちのオーディオチェック用アナログ盤とCDでのチェックを行い、今後の課題を抽出しました。とりわけNordostのチェックCDは、左右と奥行きに加えて上下方向の定位という新しい課題を認識させられました。これらの経過も年明けに報告する予定です。

本年から来年にかけての課題の一つはオーディオ仲間から譲り受けたTorlensTD124のレストアが進行中で、インフラノイズが開発中とされるターンテーブルアキュライザーの適用が楽しみです。

TruPhaseと300Bアンプへのバランス接続化、ヴォリュームアキュライザーやUSBダンパーの導入による効果を確認するテーマとして、以前から買いためたDVDソフトを聴き直すことも継続しており、年明けに報告を予定しています。

Spotifyについてはロスレスの配信やTIDALの日本向けサービスの開始も待たれます。

来年度の目標は、当面音楽活動やオーディオ活動を新型コロナ感染下でどう凌いでいくかということです。読者各位におかれましても、変異が繰り返される新型コロナの感染防止に関して重々注意され、新しい年を迎えられることを祈念しております。