9月19日

デッカデコラコンサートを聴いてきました。

デッカデコラによりアマデウス弦楽四重奏団のブラームスの弦楽六重奏1番とシューベルトの死と乙女が再生されました。この他にハイドンの弦楽四重奏作品76-5の2楽章ラルゴが上記弦楽六重奏と死と乙女の間に、モーツアルトの弦楽四重奏K421の3楽章メヌエットが死と乙女の後に再生されました。写真のジャケットは再生順のものです。

ブラームスの弦楽六重奏1番はナロウレンジながら艶のある弦が表情を替えながら訴えてきましたし、ハイドンの弦楽四重奏は心休まる響きです。

死と乙女は、ディジタル録音で、弦の艶やかさは後退しましたが、切々とした2楽章を挟んで激情が爆発するように、モーツアルトの弦楽四重奏は浮き浮きとした楽しさが込みあげてきます。

アマデウス弦楽四重奏団の演奏は、曲や楽章に沿って実に柔軟に表情を替え、後期の死と乙女は弦楽四重奏の演奏のあり方を突き詰めたような演奏でした。