ジョルディ・サヴァールのヴィオラ・ダ・ガンバの演奏会に行ってきました。1697年製の7弦の楽器で、ピチカートはもちろん、弓の背で弦を叩く奏法、右手の弓で弦を弾きながら同時に左手は弦を抑えつつ空いた指でピチカートのように引く奏法、第5弦をオクターブ下のドローン弦として使用しバグパイプのような効果をもたらす奏法など多彩なテクニックで、バッハからケルト音楽まで大いに楽しめました。ともすれば乾いた音がちがちなヴィオラ・ダ・ガンバが、パーカッションのような音からウェットでなめらかん音まで出すことができることをしりました。