10月22日
地元のホールで開催された、「ルネサンスの響き・バロックの煌めき」というコンサートに行ってきました。演奏はドルチェ・フィオーレというリコーダーアンサンブルで、これにヴィオローネが加わり、バロックダンスの踊りも加わります。
演奏曲目は次のとおりです。
J.ガブリエリ:Canzon a12
T.ヴィクトリア:Salve Regina
S.シャイト:Fufstimmige Tanze
J.ジェンキンス:Allemande and Fntasy
J.S.バッハ:Fuge BWV868
G.ガブリエル:Canzon Primi toni
J.バッサーノ:Fantasy
P.ウォーロック:Capriol Suite
J.B.リュリ:町人貴族より
編成は、3人、4人、5人と11人、ヴィオローネが加わった12人と代わり、楽器も持ち替えての演奏です。3人、4人、5人編成は、後世の3重奏、4重奏、5重奏をリコーダーだけで構成した先駆けのような演奏で、編成がアンサンブルとなると、単純な音のリコーダーだけでも複雑な音の表現が可能となり、ルネッサンス期から重層的なポリフォニー音楽様式であることが分ります。最後のリュリの曲では、通奏低音を受け持つヴィオローネ(見かけはヴィオラ・ダ・ガンバの様)と後世のバレエの原形を思わせるようなバロックダンスが加わって、華やかなステージとなりました。