12月11日

地元のホールの年末恒例のメサイアに行ってきました。前日に引き続いての宗教曲で、寒さの中、ホールは暖かく、厳しい世相を忘れるひとときでした。メサイアを聴くとクリスマスも近くの年の瀬も押し詰まったように感じますが、初演は4月だったそうです。また、ハレルヤの逸話から王侯貴族のために演奏されたように思われていますが、初演は病院の支援や囚人の慰問だったそうです。その他孤児院の支援の慈善事業にも演奏され、次第に名声を得ていったということのようです。そう思って聴くと、曲の趣がよく分かってきます。

県民芸術劇場 第38回ベガメサイア