11月20日
J・S・バッハ レクチャーコンサートに行ってきました。バッハの時代と教会音楽ということで、バッハのスペシャリストが語り奏でる、深遠なる音の宇宙という副題がついています。
演奏曲目は、次のような教会音楽です。
カンタータ≪イエスよ、今ぞたたえられん≫BWV41より4.アリア
カンタータ≪泣き、嘆き、憂い、怯え≫BWV12より4.アリア
カンタータ≪われ希望をもちて歩み求めん≫BWV49より4.アリア
カンタータ≪片足は墓穴にありてわれは立つ≫BWV156より1.シンフォニア2.アリア
カンタータ≪われは生く、わが心よ≫BWV145より1.アリア
マニフィカト ニ長調 BWV243より3. ≪Quia respexit≫
マニフィカト ニ長調 BWV243より6. ≪Et misericordia eius≫
カンタータ≪すべてただ神の御心のままに≫BWV72より5.アリア6.コラール
こういった宗教曲を聴くのは、年末のメサイア以外は、数年前のマタイ受難曲以来です。また、ヴィオラ・ダ・スパッラの音を聴くのはクイケンの演奏以来2度目です。
レクチャーコンサートと称するだけあって、バッハのBWVと曲の分類の関係、通奏低音の意義、バッハの時代の楽器(ヴィオラ・ダ・スパッラと3種のバロックオーボエ)の解説、ルター神学とバッハの教会音楽の関係、教会音楽と器楽曲の関係など、熱のこもった説明を挟んで演奏がありました。BWVの整理はJ.S.Bach Home Pageに記載があります。