10月31日

オノフリのバロックヴァイリンのコンサートを聴いてきました。オノフリの演奏はBS放送では知っていましたが、生演奏は初めてです。作曲家もヴィヴァルデイやポンポルテイは知っていましたが、カステッロ、フォンターナ、メアッリ、ヴェラチーニなどの曲は初めて聴くものです。名手オノフリらしく、ノンヴィビラートのガット弦の染み入るような音色から、装飾音符を散りばめたような華麗なパッセージまで、イタリアバロックの奥深さを知ることができました。特にヴィヴァルデイのラ・フォリアは繰り返しの多い、退屈になりがちなこの曲を緩急自在に華麗にまとめ上げていました。このような華麗なテクニックは、パガニーニやサラサーテのべースとなっているようにも感じます。さらに驚いたのは、通常はアンコール曲の、メインプログラムに含まれるシャコンヌで、まったく聴いたことのないシャコンヌでした。無伴奏パルテイータのCDを買ってきましたので、詳しいことはディスコグラフィーのページで紹介します。

研究室日誌2016.10.31画像_1研究室日誌2016.10.31画像_2