11月4日

昨日はピリスとメネシスのデュオリサイタルに行ってきました。ピリスとメネシスのデュオは以前の来日公演のBS録画がありますので予習してから聴きにいってきました。曲目に一部変更があり、ベートーベンのチェロソナタの2番と3番、ベートーベンのピアノソナタの32番、バッハの無伴奏チェロ組曲の2番が演奏されましたが、生演奏はBS録画の印象を超えるもので、ピリスもメネシスもやたらに感情移入を誇示して訴えることはせず、丁寧に音を紡いで演奏していることが分かりました。それ故、この二人がデュオを組む理由も分かりました。ピリスのベートーベンはがんがん弾きまくらず、メネシスのバッハも抑制が効いた演奏で好ましく感じました。

研究室日誌2015.11.4画像