2月14日

神戸市の美術館で行われたヴァイオリンとピアノのデュオリサイタルに行ってきました。曲目、演奏者は添付に記載のとおりです。ヴァイオリンは1707年製作のストラディバリウスの Ex-Prihoda、ピアノは1927年のハンブルグスタンウェイが使用されました。こういう小ホールの至近距離で名器の演奏を聴ける機会はそうはありません。公演は閑静な住宅街にある美術館の一室で開催され、スタンウェイが常時2台設置されており、そのうちの1台が使われました。プログラムはモーツアルト、ベートーベン、バッハ、フランクと盛りだくさんで、どの演奏も良かったのですが、最後のフランクのソナタは圧巻でした。レスコヴィッツのベテランらしい個々の曲に対する解釈の確かさはさすがで、長谷川美沙のピアノがしっかり支えており、ピアノのソロのフランクの前奏曲は初めて聴きましたが、良い曲だと感じました。レスコヴィッツのストラディバリウス Ex-Prihodaはストラディバリウスらしからぬ豊かな音がしていましたし、1927年のハンブルグスタンウェイもよく耳にする現代スタンウェイと違ってとげとげしさのない厚みのある音でストラディバリウス Ex-Prihodaとよくマッチしていました。

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研究室日誌2015.2.14会場風景