7月8日

A氏が来訪され、最近購入されたDSD再生用のソフトの確認をされていかれました。当方と同じハードと再生ソフトの組み合わせをお使いなのですが、DSDの再生がうまく行かないというのです。当方では問題なく動作していることを確認後、いろいろ調べて行くと、わずか4ケ月ほどの間にソフトのVersionが変っており、プログラムファイルの構成が変わっています。推奨環境を見ると使用しているハードが動作確認済対象から外れているのです。そういったことが、ダウンロード前に分かりやすいかたちで表示されていません。こういうようなことが、オーディオ誌上でDSDを喧伝している割には見過ごされているのは困ったことです。昨日掲載した、オーディオ愛好家が陥りやすい1ビットオーディオの誤解に対する正しい理解と技術解説の提案にも適切な技術情報の提供が不十分であるという指摘がありましたが、こういったハイグレードの問題以前にソフト、ハードともに自社製品に対する適切な情報提供を行っていないという問題は解消してほしいものです。