6月29日

上新電機のハイエンド試聴会でESOTERICのシステムを聴いてきました。事前に店に確認したところ、試聴対象はK-01XとK-03Xとのことでしたが、発売時期が間に合わなかったということで次のようなシステムでした。

トランスポートとDACがGrandiosoのP1とD1、クロックジェネレーターがG-01、プリアンプがC-02、パワーアンプがA-02で、スピーカーは前半はSonus FaberのCremonaが、後半はTannoyのTurnbery GRが使われました。

まず、最初のCremonaでは、いろいろなジャンルの曲がかかりましたが、これまでのGrandiosoの印象を覆す適応能力の高いバランスのとれたパーフォーマンスでした。しかし、後半のTurnbery GRでは、これまでのESOTERICのデモと同様、TannoyとESOTERICのそれぞれの特色が活かし切れないもどかしさが残りました。これだけのシステムを揃えながら、店のアナウンスが中途半端であったためか、参加者が少なく、それだけにじっくり話を聴け、オープンリールデッキや古くからのTannoyユーザーで、最近はTASCAMの DA-3000も使用しているので、ESOTERICの製品やリマスターソフトについて当方も忌憚のない感想を申し述べることができ、有意義な時間を過ごすことができました。

研究室日誌6.29画像