10月10日

地元のホールで開催されたオルガンコンサートに行ってきました。

コロナ禍の下で次々とコンサートがキャンセルになり、8ケ月ぶりの演奏会です。

~バッハとフランスのオルガン音楽~

バッハは、少し年上のフランス人作曲家、グリニーの作品集を筆写していました。バッハに影響を与えたフランスの音楽、そしてその後のフランスのオルガン音楽も含めて演奏します。

【出演】

三浦優子(パイプオルガン)

【曲目】

ニコラ・ド・グリニー:賛歌「めでたし、海の星よ」

ニコラ・ド・グリニー:「テノールのティエルスによるレシ」

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調 BWV 537

J.S.バッハ:「人よ、大いなる罪を裁け」BWV 622

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV 552

J.S.バッハ/モーリス・デュリュフレ編曲:コラール「あなたの哀しみのうちに、私たちを死なせてください」

モーリス・デュリュフレ:「来たれ、聖霊」によるコラール変奏曲

グリニーは夭逝したフランスの作曲家で、演奏されたのは綺麗な旋律の曲でした。バッハはグリニーの曲の写譜をしていたそうで、グリニーの曲の影響を受けたような旋律が垣間見られました。デュリュフレもフランスの作曲家でバッハの曲を編曲していますので、フランスとドイツのオルガン曲が相互に影響しあっているということが分りました。

実に8ケ月ぶりの生の音を聴いて、改めて新鮮な体験となりました。