2月11日

ドイツの古楽器アンサンブルのブランデンブルグ協奏曲の全曲演奏のコンサートに行ってきました。ブランデンブルグ協奏曲の全曲演奏を聴くのはベルリン古楽アカデミー以来です。ゆったりと落ち着いた演奏で弦も木管も優雅そのものの演奏でした。ロビーで売っていた同じ曲の最近の録音のCDを買い求めてきましたが、なんと調律のピッチが392です。通例のバロックは415や420近辺で演奏されることが多いですからピッチの低さとテンポの緩やかさと小さめの音量が、案外これが本当のバッハの時代の演奏ということかと思わせるものでした。フライブルグは12年前に行ったことがありますが、中世に創立された古い大学のある街で、ジーベルマンのオルガンのある大聖堂もあります。重厚で歴史を感じさせる大学の構内の雰囲気を思いださせる演奏でした。

研究室日誌2.11画像