6月24日

PANASONIC大阪センターのTV展示コーナーを訪問してきました。DMR-UBZ1によるBPODCHの再生開始時にステレオフォニックな音場の再生ができず、しばらく時間をおいてから正常な音場の再生が始まる現象について、同上コーナー設置のTVやDMR-UBZ1でも同様の現象が起こるかどうかを確認するためです。しかし、お試し期間のアカウントの期限が切れたということでアクセスできず、当方のアカウントで入ろうとしましたが、PCでの入力が必要ということで目的が達成できませんでした。

その後ヨドバシカメラ梅田のテクニクスコーナーを覗いてみましたが、話題の新製品SL-1000Rの展示はあるものの、メーカー担当者が来たときしか、操作できない決まりになっており、普段は展示のみとなっているとかで、音は聴けませんでした。また、ネットワーク関係もデモがされておらず、他社のディジタルプレイヤーからの音出しだけが行われており、同店の店員もテクニクス製品の十分な知識は持ち合わせていないようでした。

さらに、ヤマハのDeezer HiFi対応のネットワークプレイヤーNP-S303の情報を得るべく、同店のヤマハのコーナーを訪れたところ、幸いメーカー派遣員が居て説明は聴けたものの、Deezer HiFiのデモはできない状態でした。

共通して言えることは、もっともセールスポイントとしている製品もしくはその機能のデモがなされず、顧客との接点を切ってしまっているマーケッティングのスタンスだということです。特設コーナーまで作っておいて、せっかくの高額な製品がただのお飾りになっており、業種は違いますが、同じく技術開発部門の担当であっただけに、両社の開発部門が気の毒に思えてきました。「見せて売るオーディオ」から「聴かせて売るオーディオ」へと、ユーザーとの接点であるショップやアンテナショップでの対応の充実を望みたいところです。