1月28日

ブルガリアン・ヴォイス「アンジェリーテ」の演奏会に行ってきました。曲はアカペラコーラスによるブルガリアの伝統曲です。これらの伝統曲はブルガリアンポリフォニーと言われる独特の音楽で、地声による独特の発声法、様々なフォーメーションに変わる演奏スタイル、4声から9声まで分かれる重層なハーモニーと5拍子から7拍子、9拍子、11拍子の複雑なリズムのアカペラコーラスです。旋律は主旋律、副旋律にドローンと称するバクパイプのような持続音が加わります。4声から9声となりますと当然音の協和は難しく、事実上、不協和音となってしまいます。構成も2人と2人の掛け合いから、20名が9グループに分かれたり、ソプラノ、メゾソプラノ、アルトが入り乱れたフォーメーションをとったりと複雑に入れ替わります。それだけに声合わせは難しいようで曲と曲の間に笛を聴いて合わせているようです。あまりに複雑すぎてどうなっているのかついていけないところがありましたが、赤とんぼやアンコールの故郷で、主旋律、副旋律、ドローンの区別やアレンジの構成がやっと分かりました。CDを求めてきましたのでディスコグラフィーのページで紹介します。ロビーにあったメンバー紹介のパネルの写真も添付しておきます。