11月19日

デジュー・ラーンキのピアノリサイタルに行ってきました。演奏曲目は、次のとおり変ロ長調の曲を集めて演奏されました。

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調 KV570
シューマン:フモレスケ 変ロ長調
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調

ラーンキのピアノは温かみがあり、力強さがありました。珍しく休憩時間中に調律が入り、後半のブラームスからがらりと音が変わって曇りが取れたようで、スタンンウェイらしさが出てきました。ヘンデルの主題による変奏曲とフーガはバッハのゴールドベルクのブラームス版、ロマン派版のような印象で、ブラームスの緻密な構成をラーンキの演奏が十分に提示してくれました。