6月11日

ハインツ・ホリガーのオーボエトリオの演奏を聴いてきました。演奏曲は次のとおりで、東西のリード楽器集合の演奏会です。

ベートーヴェン:2本のオーボエとイングリッシュホルンのためのラ・チ・ダレム変奏曲(モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より「お手をどうぞ」による変奏曲)

武満徹:オーボエと笙のためのディスタンス

細川俊夫:笙のためのさくら―オットー・トーメック博士の80歳の誕生日に―

ホリガー:≪エール≫―フィリップ・ジャコテの7篇の詩に基づくオーボエとイングリッシュホルンのためのレクチュールより Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ, Ⅳ 【日本初演】

クロンマー:2本のオーボエとイングリッシュホルンのためのプレイエルの主題による変奏曲

ホリガー:≪エール≫―フィリップ・ジャコテの7篇の詩に基づくオーボエとイングリッシュホルンのためのレクチュールより Ⅴ, Ⅵ, Ⅶ 【日本初演】

古典曲:盤渉調調子

ベートーヴェン:2本のオーボエとイングリッシュホルンのための三重奏曲 ハ長調 op.87

ホリガーのオーボエは、現代曲では、よくこんな音が出るかと思わせる多彩な音の魔術のようで、ホリガー健在なりという印象です。イングリッシュホルンと笙も近くでじっくり聴くのは初めてで、その表現力に驚かされました。